特集記事

Tissue factor (TF)関連データを追加しました。

掲載日:2025年10月1日


平素より、株式会社マイオリッジのウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

この度、当社は新しい技術データとして

を公開いたしました。

生体内に存在するMSCはTFをほとんど発現しておらず、MSCを生体外で拡大培養する過程でTFの発現は上昇し、向血栓性を生じます。その理由として培地に含まれる添加剤の影響が考えられます。培地添加剤として広く用いられているウシ胎児血清 (FBS) やヒト血小板由来因子 (HPL)はMSCのTF発現を強く誘導することが報告されています。また、 脂肪由来MSCおよび臍帯由来MSCは骨髄由来MSCよりもTF発現が上昇しやすいことも報告されています。TF発現が高いMSCは血液凝固時間が短く、血栓を形成しやすいと考えられます。MSCによる血栓形成はMSC治療において重要な課題であり、TFは臨床用MSCの安全性評価における新しい指標として近年注目されています。

本技術データでは、当社の技術を用いて、FBSを使用した培地においてもTF発現を抑制する培養サプリメントの開発について詳しくご紹介しています。
また、本データと関連性の高い下記の技術資料もあわせてご覧ください。



当社は、今後も再生医療の発展と安全性の向上に貢献するため、研究開発を継続してまいります。

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