技術情報

ヒトiPS細胞由来心筋細胞を用いた毒性評価における酸素供給の影響を検証 ― 三井化学、東京大学、東京工業大学との共同研究論文が『AATEX』誌に掲載 ―

株式会社マイオリッジ(本社:京都市左京区、代表取締役:鈴木健夫)の研究チームが、三井化学株式会社、東京大学、および東京科学大学と共同で行った研究成果が、日本動物実験代替法学会の英文機関誌『AATEX(Alternatives to Animal Testing and Experimentation)』に掲載されました。

研究の概要
医薬品開発における安全性評価の精度向上を目指し、ヒトiPS細胞由来細胞を用いた試験系の高度化が進められています。本研究では、細胞培養環境における「酸素供給」の有無が、薬物毒性評価の結果にどのような影響を及ぼすかについて検証を行いました。

検証には、三井化学株式会社が開発した高酸素透過性プレート(InnoCell™)を使用しました。ヒトiPS細胞由来心筋細胞(hiPSC-CMs)において、十分な酸素が供給される環境下では、従来の培養環境と比較してミトコンドリア活性や薬物への応答性に差異が生じることが確認されました。

本研究で得られた知見は、iPS細胞を用いた毒性評価における培養環境の最適化、および試験結果の解釈における一助となることが期待されます。

弊社は引き続き、外部機関との連携を通じ、より信頼性の高い細胞評価技術の確立に向けたデータの蓄積に取り組んでまいります。

参考URL

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